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インフラ老朽化

 読売新聞などの報じるところによれば、国内の水道管などが老朽化し、2020年ごろには年間1兆円規模の改修費が必要になるとのこと。人口減による収入の減少を考えるときわめて重い負担を次世代に残すことになります。

 湯水のごとく使う、という常套句は実は間違いであり、水道設備には莫大な経費がかかっているのですが、日本では豊富な水資源のためにそのことを感じることなくすごしてきました。これからは水の確保にも資財を投じなければならない時代が来ます。どうすれば効率のよい水の利用ができるのか、取り替える設備の素材や、さらに次の取替えのことをどのように意識するかということが、実は焦眉の課題ということになります。

 水道に限らず、高度成長期に急速に全国に作られた各種インフラは段階的に改修、もしくは更新時期に入っているといえます。これまでにトンネルの吊屋根の崩落事故や、事故には至らなくても危険度を増している橋梁などの報告がありました。震災対策も含め、こうしたことに投資せざるを得ないのが現状です。次のことを考えた街づくりはこれから造られるさまざまなインフラについても考えていかなくはなりません。