冬至を過ぎて
昨日は冬至でした。ささやかな季節の行事として柚子湯に浸かり、南瓜を食べて健康を祈りました。今冬はここまでいつも以上の厳しい寒さですが、これからは昼の時間が増えてゆくのだと思うとすこし嬉しくなります。実際にはこれからが冬本番であり、昨年のようなまとまった雪が降ることも考えなくてはなりません。
おそらく昔の人も冬至には特別な思いを抱いたのかもしれません。天の岩戸神話は冬至のことではないかという説があります。(日食説もありますが)。クリスマスがこの時期に設定されているのも太陽の復活を祈る儀礼との関連があると言われています。太陽のエネルギーが力を取り戻してくれることを願う気持ちがさまざまな神話となり伝説となって、それが行事として伝承されているのでしょう。
様々な意味で困難な局面にある現代にとって冬至に対する古人の思いには学ぶべきものがあります。冬来たりなば春遠からじ。