着地点
何をどう教えるかにおいて欠かせないのがその結果何が得られるようになるのかという見通しを立てることです。それがなければ、結局、労多くして残るものがないということになります。
これから少々難しい話題を授業で扱うことになったのですが、これまでならば数回を割いて解説をする形で進めていました。テストはその内容を覚えているかを問う形で行うことになり、要領よく覚えられればいい点数がとれるというものでした。
この方法だと、教員のペースで進み一見効率が良いように思えるのです。ところが、テストで高得点をとった生徒の中には、すぐにその内容を忘れ、何も残らないといった事態がおこるのです。
短期的な記憶力の育成が目的であるならばこれでいいのですが、問題意識を持たせ次につながる思考の術を身につけさせるのが着地点ならばやり方を変えなくてはならないことになります。
目標設定がいかに大切なのかを考えるこの頃です。