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スーパーの24時間営業化はいかがなものか

 一部のスーパーマーケットでは24時間営業を始めています。私の使う駅前の私鉄系大手スーパーも24時間営業をかなり前から実施しています。このたび西友は全店舗を終日営業にする計画を発表しました。
 確かにいつでも開いている店は便利です。生活体系や労働体系が多様化している今日では、深夜や早朝に買い物ができることには意味があるでしょう。冷え込んでいる消費行動への刺激にもなるかもしれません。
 しかし、恐れるのはスーパーのコンビニエンスストア化です。スーパーの独自性や、廉価性はおそらくいまの営業形態のなかで培われたものであり、24時間した場合の人件費の問題や、サービスの質の維持は保証されるのか大いに疑問です。またスーパーが悪い意味での「たまり場」になる可能性は極めて高いといわざるを得ません。
 スーパーの中にはテナントをおいているところも多く、営業時間の中で開業していない店があまりに多い場合、その保安上の問題もクリアしなければならないでしょう。私はスーパーの営業時間を一律に延ばすのには反対です。店舗の性質や立地条件を考え、周辺住民とのコンセンサスを図った上で、目的に合致する店だけで行えばよいと考えます。