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出光美術館の「小杉放菴と大観」

 有楽町の出光美術館で開催中の「小杉放菴と大観」を観てきました。洋画の手法を学びながら、その手法を水墨画に開花させた放菴の画家としての歩みがよく分かりました。
 日本の古典をモチーフにした作品も多数ありましたが、印象的だったのが「香久山」という風景画でした。大和三山の一つのこの山は歌われている世界と、実際の姿がかけ離れています。しかし、放菴の描いた香久山はまさに古事記万葉集の作品世界そのものを具現したかのようでした。
 この展示は3月22日まで行われています。