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リアル・クローズにみるデパートの生きる道

 テレビドラマのリアル・クローズはデパートの衣料品売場を舞台にしています。主演女優がファッションの意味に目覚め、「ダサい」姿(個人的にはそちらの方がよかった)から、現代風かつ個性的な洋服を身につけていく変身ぶりや、職業意識とプライベートとの葛藤などが描かれています。
 このドラマの舞台、百貨店業界は現実では深刻な状況にあります。安価な大量生産の商品ばかりが売れるのは昨今の経済状況からすると無理もなく、高級志向を基調としたデパートには不利です。
 ドラマで再三繰り返されるのが売り手側の意識の問題です。いかに商品にいれこんでいるかというプロ意識が顧客を動かすというメッセージで溢れています。やはり、デパートはそうしたプロの売り手の集団となってのみ、生き残りの道があるのではないでしょうか。