はてなの毎日

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受信料を払う訳

 NHKの受信料に関してはさまざまな議論があります。中には半ば強制的に受信料を徴収するのはおかしいとか、民放がコマーシャルによる収入で運営しているのにそれが出来ないのは変だとかいう意見もあるようです。でも、少し考えれば分かるように、NHKがスポンサー収入に頼ることになれば、今のような全国ネットは出来ないし、収益に無関係な地域の情報を扱わなくなることは明らかです。特に都会に住んでいるとわからなくなるのですが、地域ではNHKだけがリアルな情報を知る手段であることが多いのです。

 私がNHKの存在価値を強く認識したのは東日本大震災直後の報道でした。在京地上波各局のうち、最も迅速に緊急報道に対応できたのはNHKだけでした。民放のネットワークには残念ながらいざという時の報道体制ができていなかった。以前ご紹介した記録動画をみるとその差が歴然としています。

 

緊急時のテレビ報道 - はてなの毎日

 

 


東北地方太平洋沖地震発生時の全テレビ局同時マルチ映像 - YouTube

 広告収入で運営するテレビ局の限界が如実に現れた例と言えます。

 ただし、受信料収入に依存しすぎた結果、放漫な経営になっているのではないかとか、民放に任せる領域にまで踏み込み過ぎているのではないかという批判に対しては一理あると考えています。昨今、民放的な手法で作られている番組が多くなっているような気がするのは私だけでしょうか。広告収入に基づく他局が手を付けることが出来ない分野にこそNHKの真価を発揮するべきであり、すべてをこなす必要はないと思うのです。

 私が受信料を払うのは日本の報道界の多様性を確保したいと思うからであり、また災害時の公共放送としての役割を期待したいからなのです。

 

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