はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

変化への対応力

 今朝はかなり寒さを感じます。冷たい雨が身体を冷やすのもさることながら、寒さの感覚の原因はここ数日の温暖な陽気との落差にあります。

 私たちの環境適応力は緩やかな変化には対応できても、急激な変化には脆い面があります。今朝の寒さも一月前のそれに比べればさほどではないはずです。要は急に気温が下がったことにあるのです。

 感情も同様の側面があります。演劇では緊張と緩和を巧みに組み合わせることが肝要とされます。緊張の連続だと、状況への耐性のようなものができてしまうので、わざと緩和する仕掛けを作り、そこからまた一気に緊迫のシーンを用意するという訳です。

 これは人間の性というべきものなので、完全に克服することは不可能なのかも知れません。ただ、そういう時には大局を考えることで多少救われることがあります。今朝の寒さは暖かい春に向かうための過程であるのだと思えば、当座は乗り越えられる気がするのと同じことです。