はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

つり目

 アジア系の人々につり目を強調したポーズをすることが、白人からの差別ではないかということが話題になっています。つり目はアジア系のみならず多人種で見られる傾向であり、明らかなステレオタイプがあります。

 差別する側の人にはぜひ多くのアジア系を見ていただきたい。また、目のありようと人間性の相関関係は希薄であることを理知的に察していただきたい。

 身体上の特徴を人格と結びつけることはできません。人道上の観点からは言うまでもありませんが、何よりも能力的な面において人種レベルの差は殆ど存在しません。

 人種差別はむしろ現状に対する不満感の投影されたものとみるべきです。外見上の違いや文化の違いを越えて人と人とが如何に結びつくことができるのか。それこそが人類の克服すべき大問題なのです。

観光地のWi−Fi

 公衆Wi-Fiスポットは今では珍しいものではなくなりました。都会ではさまざまな企業がサービスを展開しています。その需要は都市部に限らず観光地にもあるようです。道案内はもちろん、店舗案内、通訳サービスやクーポン発行など展開上、インターネット接続は不可欠です。対応端末がこれだけ普及した今、その流れを止めることはできません。

 人口減少による人手不足の保管、外国人旅行者への対応など様々な可能性があります。しかし、そういうことが必要な地域ほど対応が遅れているのが実情です。比較的安価でできるインフラとはいえ、継続的なサービスをするためにはそれなりの投資と運用が必要です。主体となるのは地方自治体やその関連団体ということになるのが一般的ですが、むしろ広範囲な利益発生の可能性を関係各所が理解し、広く薄く投資できるシステムを作らなくては継続的なサービスを期待することは難しいでしょう。

 そういうアイディアと具体的なノウハウを提供するベンチャー企業があってもいいと思います。観光地の視点でWi-Fiスポットを考えることはその地域を包括的に捉えることにつながります。また、その視点は観光地以外の住宅地域にも応用できるはずです。

出島ワーフ

 長崎港の出島ワーフあたりは平日というのに賑わっていました。実はここに来たのは初めてです。黒船に模した船が停泊していました。長崎にはよく合います。

 観光旅行としてではなく、この街にしばらく住んでみたいと思わせる町並みです。

 
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平和を伝える

 長崎に来ました。被爆者の方に生徒を縁の地に案内していただきました。その方が何度もおっしゃっていたことは平和を学ぶのは一回きりのことではなく、何度も繰り返さなくてはならない。何十年経っても何度でも繰り返さねばならないというのです。そして、そのことを伝えるのが自分の役目だとおっしゃっていました。

 浦上天主堂の崩壊した塔の跡が爆風の凄まじさを物語ります。でも、それはあくまでものでしかない。そのものにどのような意味を感じるのか何を見出すのかはあくまで私達の心の持ちようの問題なのです。

 古希を過ぎても平和を伝えることに熱心でいらっしゃる語り部の方には感服します。放射能の後遺症がいつ現れるかという恐怖は去らないともおっしゃっていました。私も後生に何かを伝える仕事をしていますが、いかほどの覚悟でそれを行っているのかといえばかなり怪しい。改めて自分の仕事への志を試されている感じがしました。

ふたたび台風

 まもなく10月も終わろうとしているのにまた台風が接近しています。今回はやや南寄りの進路なので前回ほどの被害にはならないかもしれませんが、すでにかなり強い雨が降っています。折しもハロウィンの季節ですが、天気は仮装してほしくはないです。