高輪ゲートウェイ
山手線の新駅の名前が高輪ゲートウェイとなったと発表されました。おそらくオリンピック終了後は単に高輪駅と呼ばれることになると私は推測します。
駅名は公募で選ぶとJR東日本は発表していましたが、応募数ではかなり低い候補が採用されたそうです。玄関口を意味するゲートウェイは羽田空港へ直結する東京への入口ということらしい。しかし、それをゲートウェイにするかしないかは利用者が決めて行くものであり、駅名に示す必要はないと思うのです。
ゲートウェイという施設があるのならばいざ知らず、このネーミングは駅の利用客にその方法を限定するかなり窮屈なものです。ゲートウェイで買い物や食事をしようとは思えない。
おそらく駅名に関わらず、将来は単に高輪駅と呼ばれることになりそうな気がしています。
品質保証もできなければ
最近数々の不正が見つかっている日本の製造業の現状には憂慮せざるを得ません。
ものづくりは日本の基幹産業としてこの国の経済を支えてきました。価格ではすでに他国との競争に完全に敗北しているようですが、品質面においては信用性が高いのが我が国の製造業に関する一般的な評価でした。ところが、最近様々な分野で、品質を詐称したり、隠蔽したりする状況が続いています。経済的な成長が鈍化したことによる弊害なのでしょうか。恐らく、総体的には高い水準のものづくりは続いているはずなのですが、それを裏切るニュースが続いています。このままでは日本製品として価値、存在理由すら脅かされてしまいます。
電化製品の量販店に行ってみれば「日本製」があたかも高級ブランドのように扱われている感があります。少々高くても日本製ならば安心だという思いは私にもあります。その安心感が揺らげば、場合によっては半額以下でほぼ同じ機能が手に入る新興国の製品を買ってしまうのは仕方がありません。最近は基本的性能が日本製よりいいものも分野によっては出てきています。
私は国産品の購入に関してはいまのところ保守的です。少々高くてもなるべくMade in Japanを選んでいます。そのもはや幻想めいた信用を崩してほしくはない。不正発覚のたびに気持ちの揺らぎを感じるのです。
師走始まる
今日から12月が始まります。平成最後の師走です。人生の季節も確実に進んでいることを実感する毎日です。特に冬はそれを深く実感します。
それぞれの季節にはそれぞれの美しさがあるように、せめて冬に向かう人生にもそれなりの美学を持っていたいなどと考えています。
12月は慌ただしいですが、好きな月の一つです。