はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

雪になるかも

 今朝はやや重い曇天が広がっています。湿り気を感じる空気で、予報は午後から雨、気温が下がると雪になるかもしれないということです。

 今日で1月も終わります。この時期にしては比較的温度の高い日が続いています。私は体調を崩す失態をおかしましたが、何とかここまでやれたことにはとりあえずよしとすることにします。

 

我慢、モラル

 するのが当たり前といわれるものの多くは、本能的にそうしている訳ではなく、何らかの外的圧力の中で意識的にそのようにしているのです。そのことに多くの人は気づきません。かくいう私も分かったようなことを言いながら、自分のことになるとそれが分からなくなります。自分にとって当たり前のことは他の誰にも当てはまるものだとまず考えています。

 ルールとかマナーとかいうものも所属する文化の中で生活を重ねるうちに獲得されるものであり、集中して習得しなければ獲得できないものばかりです。同一文化の人物のすべてが同じ規範意識を持っているというのは幻想に過ぎません。強力な権威が働いている場合は別ですが通常は個別の経験に基づいた判断基準で行動しているのです。

 最近、そういう規範意識が障害によって喪失されていく例をいくつか見ることがあり、途方に暮れています。人間社会を成り立たせているのは高度な精神世界であると痛感しています。

処分

 不要なものを処分していかなくてはならないとはいつも考えています。使わないものをため込んでも何の役にも立たない。捨ててしまえばいい。頭ではそう思うのです。

 しかし、雑然としたものの中にいるとなぜかかえって落ちつくという不思議な効果もあるのは事実です。私の場合、昔から雑然とした環境の中で生活してきたために、片づき過ぎているとかえって何もできずぼんやりとしてしまいます。

 おそらくはほどよい散らかり具合が私には向いているようです。全く開くことのない本が棚に並んでいるのは何とかするべきですが、それが無益な存在なのかといえばそうでもない。過去に読んだ本というだけでも私に何らかのエネルギーを送ってくれている。そんな錯覚も少しは役に立つこともあるのです。

アイドル定年制

 ジャニーズの人気アイドルグループが活動停止を発表しました。昨年もその前も観客動員力のあるアイドルが引退や解散をしたことから、それらの間に何か関係があるのかもしれないと考えてみました。以下、単なる憶測で根拠はありません。

 アイドルグループを売り出す団体の共通点は大量の人材をデビューさせて競争させ、評価を得たものだけに活動を継続させるという方法です。この方式が成り立つためには、十分な顧客層が存在し、新たに誕生するアイドルに寛容かつ情熱的なファンが潤沢に存在する必要があります。

 しかし、実際には人気はごくわずかな人物もしくはグループに偏在して、新人が浮上する機会は限られています。テレビのレギュラー番組やCM契約などにしても新人アイドルの参入できる隙間は少ない。少数が大半を占めるというのが実情です。昨今は国内のみならず海外のタレントの参入も多いですし、少子高齢化も彼らの顧客(ファン)を減らす要因になっています。シェア獲得は熾烈を極めることになります。

 アイドルの場合、その売り方にもよりますが、一定の年齢を越えるとそれ以前の歌って踊ってという本業だけでは立ち行かなくなる。かといって懐古的なセールスしかできなくなるともはやアイドルの範疇から外れてしまいます。実際には彼らにはその時点で俳優とか司会業など、本職以外の特性を獲得しており、そちらで活躍した方が本領発揮ができるようになっています。中にはそこで第2の芸能人生を順調に歩む人もいます。

 妙な言い方ですが、アイドルを売り出すエージェントはタレントの卒業、もしくは引退を予め見込んでいると思います。そうでないと市場がいっぱいになる。新陳代謝を繰り返す仕組みが織り込まれているのです。アイドルから次の段階への展開に一種の既定路線が出来上がった今日では、アイドルでい続けることへ内外からの圧力がかけられているのかもしれません。自らを育てた芸能事務所の利益にかなうためには次世代へのバトンタッチをしなくてはならないという考えが自然に芽生えるのでしょう。

 マネージャーの陰謀説、メンバー不仲説などもしばしばささやかれます。しかし、それがもしあったとしても人気グループ解散の決定的要因にはならない。むしろ自ら進んで次の段階に上がることがアイドルの宿命と自覚しているという事実があるのではないでしょうか。もしそうならば、アイドルにも何歳という決まりはないものの一定の年齢に達すると自らその立場の終了宣言をする定年のような段階があるのかもしれません。

見方の違い

 同じものを見ても感じることが違うことがあります。それはなかなか想像できない。想像を遥かに超える多様なものの考え方があるからです。

 一を聞いて十を知る。いうのは容易ですがかなり困難なことです。まして他人の考え方を知るのは非常に難関です。

 私たちはこのことをいつも意識におかないとつい忘れてしまう。ある意味、人間という生物の限界なのかも知れません。

初雪

 私にとっての初雪は昨日、茨城県神栖町で体験しました。急に降り出した雪は大粒で、見上げているうちに小さな雷鳴が鳴り響きました。雷とともに降雪があるのは富山にいるときによくありましたが、実に久しぶりの組み合わせです。

 結局、しばらく降ったものの積雪はなく、雲が去ったあとは再び乾燥した晴天に戻ってしまいました。降雪被害のある地域の方には申し訳ないのですが、雪を見ると心躍るものがあるのは事実です。