はてなの毎日

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鉄道事故に思う

 昨日は2種類の列車事故に巻き込まれるという実に不運な目にあいました。私の利用する電車は都心から郊外に延びており、通勤時間帯は慢性的な混雑状態にあります。昨日は最初の人身事故の発生が夕刻であったので、帰宅する多くの人々に影響が出ました。乗車駅のひとつ先の駅から折り返し運転をしているという情報が入ったので、私は徒歩でその駅を目指すことにしました。携帯電話についているナビを活用して最短距離の道を選び、途中街灯のないくらい階段を上ったり、急な坂道を下ったり、車が通れない細道を進んだりしてようやく到着できたのです。
 その時ようやく電車は復旧したところであり、来た電車は満員で乗れそうもありません。仕方なく最初に来たのは見送ることにしました。その5分後、その駅の始発電車に乗って帰路につきました。順調に進んできたのですが、あと一駅で目的の駅というところで今度は線路に故障が見つかったとのことで停車。結局、またひと駅分歩くことになりました。こんなことは初めてです。不幸中の幸いといえば、最後の停車駅が目的駅と近かったこと。これが遠ければバスやタクシーを探さなければならなくなったはずでした。
 事故に巻き込まれたのは災難でしたが、鉄道がもし使えなくなったらどうなるかということを体感する機会を得られたことには意味があったと思います。自分の生活が一本の鉄道だけに支えられているということは、考えてみれば大変不安定な状況にあるということになります。危機管理として第2、第3のアクセス方法を考慮しておくことは大切なことだと実感しました。