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弁護士ドラマの背景は

 4月から始まったテレビドラマに弁護士を扱うものが複数あります。犯人逮捕ではなく、被疑者の疑念をはらすのが目的です。実際の法廷でも冤罪の報告があり、容疑者となった時点で、人権がほぼ剥奪されてしまいます。それを守るのが弁護士ということになります。刑事や検事ではなく、弁護士が主人公になることが昨今の世相を反映しているのかもしれません。
 さて、法廷を舞台とするドラマがこのところ増えています。これは裁判員制度の発足と何か関係があるのではないでしょうか。一般人が司法の場に参加する画期的な制度です。ただ、私たちは裁判というものをよく知りません。それでも指名されたならば裁判員にならなくてはならないのです。このことはあまり話題になっていませんが大丈夫なのでしょうか。今後、裁判を取り上げるものがさまざまな形で出てくるものと思われます。
 実際の事件は数時間で解決するような生易しいものではないし、相手が人間ですから簡単に割りきれないことも多々あるでしょう。ドラマのような人生という表現がありますが、ドラマで学ぶ人生もあるのかもしれません。