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英語もいいが―教員を増やすなら

 支持率が低迷する福田内閣は教育改革に活路を見い出そうとしているのでしょうか。教員の人数を増やすことを目指しているようです。小学校に英語教育を導入するというのが主目的のようです。教員の数を増やすことには全面的に賛成ですが、単に増やすだけなら意味がありません。人件費や安倍内閣が強引に決めてしまった免許更新にかかる諸経費、諸事情を考慮すれば、慎重に考えるべき問題です。
 初等教育は特に教員の全人格的な資質が問われる場です。ほとんどを教室で生徒とともに過ごす小学校教諭には、児童に与える影響が大きく、専門性以上に教育のプロとしての資質を求めるべきでしょう。英語ができる先生より、英語もできる先生を育てるべきです。知識の伝達に止まらず、応用力活用力を備えた問題解決能力の育成者が必要なのです。
 私は小学校教諭にはもっとプライドを持っていただきたいし、それにみあった報酬も支払うべきだと思います。