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いよいよ裁判員制度

 共同通信発のニュースによると来年から始まる裁判員制度のために、裁判員候補の名簿作成が明日から始まるということです。名簿には30万人が記載されるとのことで、来年5月21日に始まる裁判に参加する裁判員の候補者になります。
 最高裁判所のWEBサイトによればこの裁判員候補者名簿は、「各地方裁判所ごとに、管内の市町村の選挙管理委員会がくじで選んで作成した名簿に基づ」いて作成され、裁判の前年12月ごろまでに候補者に通知されるのだそうです。候補になった人はそれを辞退したい場合は送られてくる調査票にその理由を記入しなければなりません。その後、名簿のなかから事件ごとに50〜100人の裁判員がくじで選ばれ、呼び出し状が送られます。この呼び出し状には質問票が同封されており、そこには病気や家族の介護、出産、欠勤できない仕事などのほか、身体上精神上の重大な不利益が生じる場合などは拒否できるという内容のことが書かれているとのことです。仕事が理由の場合はさらに細かな規定があるようで、なかなか辞退することは難しそうです。ただ「その他,裁判員の職務を行うこと等により,本人又は第三者に身体上,精神上または経済上の重大な不利益が生ずる。」という規定はきわめて曖昧な印象を持つ条件ですが。
 くじ引きですから、わたし自身も指名される可能性があるわけですし、今のところ辞退する理由はありません。最終的には事件ごとに6名の裁判員が審理に参加するわけですので、きわめて低い確率ですが。人を裁くだけの教養と品位をもっていなければと思うのです。