はてなの毎日

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お盆の交通事故激減

 毎日新聞の報道によれば、警察庁が8月9日から18日までの全国の交通事故が18,278件だったと発表したとのことです。これは昨年同時期より4742件少なかったことになり、前年比約20パーセントの減少ということになります。これは統計が残る1970年以降最少の記録ということです。飲酒運転による事故も昨年より130件少ない119件でこちらはおよそ半減したことになります。
 交通マナーが飛躍的に向上したとは考えられません。これは原油高騰によるガソリン価格の急激な上昇と、今後の景気の先行きに不安材料が多いため、自家用車による帰省を止めた家庭が多かったからに相違ありません。鉄道の方はかなり混雑していたらしいですから。
 原油価格の高騰は私たちの生活を脅かす大問題ですが、交通事故の減少や温暖化ガス排出量の削減など、結果的にいい方向に作用していることがあることも事実なようです。できれば、ガソリンが値下がりしたあとも(そう願いますが)、このレベルが維持されさらに痛ましい事故が減少していくことを願わずにいられません。