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保育所を増やすには

 働く女性が増え、育児休暇をとる余裕すらない現状にあっては、いわゆる待機児童は増えるばかりです。保育所の絶対数は変わらないのに子どもは増えるのですから。少子化で潰れる学校もあるのになんとも皮肉なものです。
 政府は都市部に限って保育所の設置基準を自治体に任せて緩和する政策を検討しています。ただし、これは緊急避難的な方法であり、根本的な解決策とはほど遠いものです。保育の質的な低下は免れません。
 保育所を増やすことは都市部においてはかなり困難です。建物の賃貸料が高く採算に会う経営が期待できません。一方で保育士の確保は難しくないと思います。採用の口があれば雇用機会の増大につながるでしょう。
 少子化によって公立小中学校には空き教室が発生しています。なかには廃校になった学校もあるでしょう。まずはそういった場所を提供するのはどうでしょうか。
 小中学生と幼児が同じ校舎を使うことには安全面など解決しなければならないことがたくさんあります。その一方で、年齢の異なる世代と接触することによる教育的な効果もかなり期待できます。
 おそらく実践例はすでにあるはずです。問題点をあげてもらい、良い点をさらに改良してやってみる価値はあるのではないでしょうか。