フィギュアスケート全員入賞
バンクーバーオリンピックのフィギュアスケートシングルは日本人選手6人の全員が入賞しました。これはメダルをとること以上に難しいことでしょう。ほかのどの国も達成していません。
どうしてこういう結果が生まれたのか。もちろん日本人選手の努力の賜物なのでしょうが、それだけでもなさそうです。体型的には白人と比べて不利だと言われてきました。先天的な条件を克服するほどの何かがあるのです。
誰もが考える一因が有望新人を集める強化合宿の成果というものです。日本のスポーツ界では難しいエリート教育ができているのです。
スケートのような金のかかる競技には組織的な支援が欠かせません。国策としてスポーツ振興をするような環境にはない日本にとって、どのような方法があるのかについては考えていかねばならないでしょう。