祝日の意味

　春秋に5連休を地域別に設定することが検討されているとのニュースがありました。休日を分散することによって、観光業界のビジネスチャンスを増やし、その期間の交通渋滞を緩和することが目的のようです。
　この計画には越えなければならない問題があります。それはこの案は祝日の意味を希薄にするということです。休日が単にレジャーのための休業日であるならば祝日の存在意義は急速に失われるでしょう。
　成人の日や敬老の日の月曜への移動にも疑問がありましたが、これらは全国的に催事も移ったので問題は緩和されています。しかし、今回のプランには祝日の意味を考える視点が抜けています。
　もう少し議論が必要なのではないでしょうか。