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舛添要一氏の未知数要素

 読売新聞社が電話方式で行った世論調査によると、首相にふさわしい人物として自民党の舛添要一氏が他を寄せ付けない割合で1番にランクされたとのことです。桝添氏は小泉内閣厚労相を勤めました。年金問題では社会保険庁の監督官でありながら、不正を糾すという立場で貫いたため、むしろ好印象をもたれた人物です。もともと政治評論家として一定の評価を受けていた人物であり、伝統的な自民党勢力とは一線を隔した存在としての印象があります。
 これまでも同様の調査でも常に名前が挙がりながら、実際は派閥の長が首相を歴任して来ました。そして政権交代です。私は桝添氏の力量には大いに期待したいと思いますが、肝心なのはそれを支持する政党が何なのかということです。分裂した小党から立候補するならば再び政局は混乱するでしょう。自民党から立候補すれば政権奪回の可能性が大きいと思います。
 政治には変革も必要ですが、継続性はもっと必要です。政局をいたずらに混乱させるだけではなく、国益を考えて行動する政治家がトップに立ってくれることを願います。