はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

無人島に持って行くもの

 総合学習の授業でゲーム形式の研修をやってみました。無人島に持って行くものは何かを考えさせるものです。クラスの中学生諸君はなんと答えたと思いますか。
 このゲームの真意は各自が大切に思っているのは何かを考えさせ、それがみなそれぞれ違うということを確認させることにありました。だから、サバイバルには何が必要かという現実的な要因は敢えて考えないように誘導しました。ものだけではなく人でもいいかと質問されたのでそれもいいことにしました。
 最初に個人の考えを書かせ、次にグループで話し合わせ、代表に発表させました。
 各グループから出たのは衣類やナイフや鍋などの当然あげられるもののほかに、ゲームや携帯電話などがありました。無人島に携帯電話というのは設定上の無理もはなはだしいですが、携帯電話に依存する現代人の姿があっさりと露呈しました。
 いちばん傑作だったのは、船、日本語の分かる船長と答えたグループでした。脱出することを前提とした考え方はそれ自体素直でありながら柔軟な考えではないですか。