税金を使うこと

　私の最寄り駅である市議会議員が街頭演説をしていました。その中で野津田の陸上競技場改修に10数億円を投じることへの疑問が述べられていました。あくまで問題提起という形でしたが、距離的に離れて行ったこともない競技場に巨額を税金から捻出する意味が感じられないといいたいのは明らかでした。
　気になったのはサッカークラブのためにという表現があったことです。ゼルビアのＪリーグ昇格は改修の直接的なきっかけですが、市民の競技場である限り目的はそれだけではありません。多目的な利用を目指すべきです。これまで市民の利用度が低かったこと自体が問題だったのです。
　私が野津田公園に行くきっかけになったのも、ゼルビア観戦がきっかけでした。ゼルビアというソフトがあったからこそ、ハードが活かされたのです。私と同じような人は多いはずです。町田出身でもない私が、町田市歌を歌えるのもゼルビアとその仲間たちのおかげです。市のために協力しようと考えています。
　競技場への投資をもっと広い視点で考えてみれば、様々な付加価値が見えてきます。またサッカー以外での活用ももっと提案されてよいのではないでしょうか。
　不景気で失業者も出ている昨今、税金の使い道は確かに厳しくあるべきです。私はそれを踏まえても野津田改修の意義があると確信するのです。