はてなの毎日

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日本人は絶滅危惧種

 中央大学の和田光平教授(人口統計学)によると日本人はアカウミガメと同じ絶滅危惧種に相当するのだということです。少子化に対する対策がまったくとられず、このまま放置されれば日本人の数は急速に減少することをたとえたものです。
 もちろんこれは話しを分かりやすくするためのレトリックでしょうが、確かに人口問題は火急の問題であることは確かです。和田教授は出生率の上昇には親族や地域のコミュニティの機能を高め、みんなで子どもを育てるという考え方が生まれなくてはならないと言います。この基本的な人間関係のありかたは、現代の日本が切り捨ててきたことそのものではないでしょうか。隣の人のことをよく知らないという関係は都市の普通の姿です。これを見直さねばならないとなるとかなり難しい。
 やはりアカウミガメの運命をたどるしかないのでしょうか。