学習効果

　震災が被災地以外の子供たちに与えた影響を考えています。特に関東南部のいわば被災地隣接地域では多くの学校が地震発生から休校や特別時間割の実施で対応しました。春休みも重なり、多くの生徒が学校に行けなくなりました。この間にどれだけ自主的な学習ができたのかが気になります。個人的な意見ですが、今どきの生徒は指示されたことしかできない傾向があります。そのためいわゆるお勉強の方面での遅れは大いに危惧されます。
　一方で未曾有の国難を通して家族の絆の大切さを実感できた生徒も多かったはずです。被災者同士の助け合いや各所からのボランティア活動の報道に接して考えるところは多かったはずです。
　4月からの学習が自分のためのみならず、この国の復興に欠かせないものであることを、私たちは生徒諸君に伝えていく必要があります。