コンプリートガチャを笑えない

　GREEやモバゲーといったネットゲームの収益の手法であるレアアイテムの価値付加手段のコンプリートガチャが批判されています。射幸心を煽るのがいけないとのことです。大人については自己責任でよいのでしょうが、子どもにも開かれたネットゲームゆえに規制はある程度は仕方ないでしょう。子どもや支払い能力のないユーザーが使えないシステムを構築しない限り、この商法は非難され続けるはずです。
　形のないゲームに勝つために大枚を散じる大人を笑うことが私にはできません。飲料水やコーヒーについてくる「食玩」をつい集めたくなる私は彼らとなんら変わりがないのです。心理の奥にある欲望を掘り起こすことこそ、商売の奥の手なのでしょう。