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大正琴

 父が大正琴を始めるということで、少しこの楽器について調べてみました。琴といってもタイプライターのようなキーがあり、それがピアノの鍵盤の並びに配置されています。弦はすべてミの音で、同音階が数本とオクターブ下とさらにオクターブ下のミに調音します。それをピックでかき鳴らすと、一回のストロークでトレモロのような響きになります。キーの押さえかたで音階が変わるので、弦に直接触れることがなく指が痛くなりません。
 音階は数字で表現され、譜面が読めなくても差し支えがないなど、極めて合理的な楽器です。お年寄りの楽器という印象が強いですが、チターのような音色を持つことから様々な可能性を感じます。