はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

あざみ野あたり

 かなり前の話です。たまプラーザの次の駅が江田であった頃、今のあざみ野あたりは農村のたたずまいが残っていました。これから夏にかけての季節は蛍が飛んでいました。父に連れられて行った場所はおそらく用水路でしたがヘイケボタルの淡い光が点々と飛び交っていました。ようやく捕まえた一匹をガラス瓶に入れて持ち帰りましたが、すぐ死んでしまいました。悪いことをしたと後悔しました。

 ターミナル駅になったあざみ野駅あたりにかつての面影はありません。人は移り街も変わりました。いまは通勤電車で駆け抜けるだけです。