万年筆的パコソン

  VAIOがSONYから別れて最初の製品が発表されました。みる限りSONY時代の省略版もしくは機能限定版といった感が強く、目新しさはありません。ただ、製造過程を国産に拘り、一定の品質を維持しようとする方針には好感を持ちました。

  VAIOが作るパコソンは規模的にいって安価な量産型にはなれないはずです。かといってハイスペックに拘り恐ろしく高いものを作っても売れません。パコソン自体の需要が減っているとも言われています。海外の安価な製品が市場を席巻する中で情勢は厳しい。

  私はできれば万年筆のようなパコソンを作ってほしいと思っています。といっても高級過ぎても手が出ませんのでほどほどの高級さがいいのです。100円の使い捨てボールペンでも字は書けますが、万年筆で字を書いた時の書き味への感動は経験された方ならお分かりのはず。

  このパソコンを使うとなぜか仕事が捗る。どういう訳か幸せな気分になる。そういう製品を期待するのです。