はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

日本語のプリント

 シャツなどに意味不明な英語のプリントをしているものをよく見かけます。ほんの少しの英語の知識があれば赤面してしまうような文字をプリントした服をさり気なく着ている人をみると、おそらくわかっていないで着ているのだろうと思うしかありません。でも小学生の女の子がSexyなんとかというシャツ着ていると、親の教養を疑うことになります。

 日本語のプリントになると少々感じ方が変わります。「一球入魂」というプリントのTシャツ着た少年は野球に情熱を傾けているのかなと思います。中高生の部活動で作るシャツは何故か日本語でしかも少々のユーモアもあって面白いのです。

 でも、これが大人が着るものになると日本語プリントはかなり限られます。日本語は漢字、カタカナ、ひらがななどのバリエーションがあり、書体も豊富なので純粋に服のプリントにするには面白いと思うのですが、やはり意味が直接分かるのは生々しいのかもしれません。英語やその他の言語のプリントは所詮模様であり、はっきりいって意味は分からなくても構わない。むしろわからないほうがいいのでしょう。その点、日本語で書かれていると意味が見えてしまうのが邪魔になるのです。

 でも、私は日本語プリントをつけたシャツが巷に氾濫する日はそう遠くない日に来るのではないかと考えています。日本語は現代の若者にとってもう十分に客観的なものであり、一定の距離感を感じるものになっている気がするからです。