はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

来日観光客

 韓国、中国との関係が冷え込んでいる影響で相互の観光客が減少しています。中国では日本への旅行は安全が確保できないと考える見方もあるようです。私の知る限り外国人観光客に対する無作法はないように感じます。むしろ中国国内での反日運動がその連想を生むのでしょう。
 ただ、ネット上には中国や韓国の観光客はいらないという過激な発言が散見されます。極めて短慮だと思います。日本にとって観光は大きな産業であり、今後発展の可能性があります。免税店に行けばわざわざ日本製の商品を選んで買う外国人客を見かけます。彼らは日本製に価値を見出だしているのです。日本人が日頃使っている品物が中国製などの外国製品であるのに。
 日本のもてなしの精神は世界的に評価されています。日本に来た外国人の多くは好印象を持って帰国することでしょう。実はこれが大切なのです。反日運動の起源は歴史的要因にあっても、現在の世代にとってはそれは主要な原因ではありません。日本に対する情報不足こそが不信感を形成しているのです。政府による教育や言論統制、あるいはマスコミの風潮が日本への反感を強めます。
 そういう国民に日本を知ってもらうには直接ありのままの姿をみてもらうのにこしたことはありません。観光客は富裕層に限定されるにしても日本が直にアピールできる民間人です。
 日本はその魅力を生かして、他国に日本の理解者を増やしていく必要があります。外国人観光客にはもっとたくさんいらっしゃっていただきたい。このことに国の命運がかかっていると私は思っています。