はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

花散らし

 今朝は曇天で、未明に降った雨で路面が濡れています。風が強く満開を迎えた桜を容赦なく揺さぶっています。まだ開ききっていないのかそれほど花びらは舞いません。せめてこの時だけはと、古人と同じ思いになるのです。

 桜は農業神の宿る木というのが民俗学の成果です。1年の収穫を占うこともあったかも知れません。農事からほど遠い私でさえ桜の状態が気になり、それに様々な因果関係を見出そうとするのは心理的伝承の流れの中にある証なのでしょう。

 教員にとっては入学式や始業式は元旦のようなものです。忙中閑あり。花にしばし癒やされ、また今後を考えることも大事にしたいと思います。