はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

古典ブーム

 改元の典拠が万葉集であったことから、ちょっとした古典ブームが起きています。ただこれは恐らくごく一時的なものですぐに消えてしまうでしょう。

 わが国のアイデンティティを示すときに様々な方法があるのでしょうが、古典文学ほど分かりやすいものはありません。過去に生きていた人の考え方、感じ方に触れることで自らの世界観の由来を知ることができるからです。そして、それを知ることで自分の立ち位置が見えてきます。自分の位置が分かれば他者を思いやることもできるはずです。

 古典ブームがブームではなく、折に触れて省みられるものとなることが今日の日本には必要だと考えます。