形から
苦しいときには無理にでも笑顔を作った方がいい。そういう話をよく聞きます。科学的にも根拠があるようです。感情は身体の状態に影響を受けやすい。だから形を作れば心が後からついてくるということらしいのです。
私も笑顔を作らなくてはならない瞬間がこの先いくつもありそうです。
不機嫌な世界
国際社会で起きている様々な対立の中に最近は国家間の利権争いという要素が色濃く見えています。日韓の政治的な駆け引きは様々な問題を起こしそうな気配がします。日本では目立った動きはないもののいわゆる嫌韓の気風は一部で高まる可能性があるでしょう。もっとも日本では若者層に韓国を特別視する意識は少なく、韓国のアイドルの名前がハングルで刻されたバッジをつけている中高生は多数います。
米中のことも英国のEU離脱も、各国で起きる分離独立の機運もどうして世界はこんなにも不機嫌になっているのかを考えてみる必要性はあります。それがこの先何につながるのか。最悪の事態を未然に防ぐためには何ができるのかを考えていかなくてはならないでしょう。
ペイが多すぎ
電子決済サービスが乱立し、消費者を混乱させています。統一には賛成しませんが、質的向上を求めます。
コンビニに行くと様々な支払い方法があることに驚かされます。特に近年、バーコードを使った決済サービスが乱立してシェアを競い合っています。セブンペイのようにシステム構築に失敗して撤退するものも出てきています。デポジットやポイント還元をうたっているものもあるので、破綻すれば大きな被害が発生する可能性があります。
サービスを独占する企業が現れることも脅威です。消費動向を企業が把握することには問題を感じるからです。多数のサービス形態があることは恵まれたことなのかもしれません。ただ、始めるならば続けられる品質のサービスを提供してもらいたい。そう願うばかりです。
7月も終わり
猛暑の毎日。今日は朝からかなりの高温です。こういう日は何もしないのがいいのかもしれませんがあえて外出します。
暑さの中で何かが見えてくるかもしれませんので。
きっかけの宝庫
以前にも述べたことがありますが私たちに必要なのは何かを始めようとするきっかけです。人から何かをやれと言われてもなかなかその気にはなれません。世間は物であふれているし出来合いのエンターテインメントでそこそこ満足できる。何かを新しく始めようとする気持ちにはなりにくいのです。
新しいことを始めるためにはそれを是非とも実行したいという強い思いが必要でしょう。かつて私たちの先輩たちはそれがあった。というより自分でやらなければ立ち行かないという焦燥のようなものが裏打ちされていた言ってもいいのかもしれません。新機軸を打ち出すためにはそういう一種の渇きのようなものがいるのです。
しかし、だからと言って不幸な状態を再現するのがよいとは思えない。私たちが必要とするのは困窮ではなく、現状を変えようとするエネルギーです。それを演出するのが教員の役割といえるのかもしれません。
そのためには学校をきっかけの宝庫にするべきです。何かが足りない。自分でそれを変えていかなくてはならない。しかもやってみると面白い、と感じさせる空間を作るべきなのです。かつて私は学校を学びのテーマパークのようにしたいと考えたことがあります。楽しみながら自分を向上させていける空間です。その基本は変わらないのですが、ちょっと修正しているのはそのパークにあるイベントやライドは教員が用意するのではなく、生徒に作らせるという方針の方がいいのではないかということです。
自分を向上させることの喜びを感じさせるきっかけをどれだけ見つけさせられるか。それが教育の現場で必要なことだと考えています。