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パ・リーグは地域密着で成功するか?

 昨日プロ野球パシフィック・リーグが開幕しました。開幕戦は3戦ともすばらしい試合でした。パ・リーグは西武が埼玉西武ライオンズと改名し、オリックス・バファローズをのぞく5球団が地域名をチームに入れることになりました。北海道日本ハムファイターズの成功後、地域名を入れ地元の支援を受けることの大切さが認識されるようになったのです。セ・リーグも広島、横浜、東京ヤクルトが地域名が入っています。阪神や中日は企業名ですがその起源が地域名なのでこれに準じるともいえます。読売ジャイアンツはせっかく名乗っていた東京をはずし時代に逆行してしまいました。かつての人気に依存した「浮動票」のファンが多い球団で満足していいのでしょうか。
 企業の広告塔としての球団というやり方に限界が見えている昨今、チーム名だけではなく興行方法を含めて地域密着型への転換が至急の命題でしょう。これは野球のみならず、他のプロスポーツに共通することだと思います。かつては人気のセ、実力のパといわれ、ロッテの番記者になると左遷されたかのように感じられていた時代もありました。地元に愛される球団への転換を進めてきたパ・リーグの球団はかつての危機を脱したようです。千葉マリンスタジアムの怒涛の応援は球界の宝といえるでしょう。黒字経営になるまでにはまだまだ工夫が必要ですが、経営陣には球団が独立採算できるようにさらなる努力を続けてほしいと思います。