はてなの毎日

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民主党の意味

 民主党への失望感がその実態以上に語られています。民主党政権になって結局は挫折したものの、いわゆるお役所の埋蔵金が明らかになりました。政界と財界や役人などで暗黙の了解になっていた税金の無駄遣いの実態を明らかにできたことはおおきな前進でした。公聴会のやり方それ自体は大きな疑問を持ちましたが、いままでは族議員と癒着業界や関係機関だけでやり取りされていたものが公開されたのです。

 政党としての成熟度は低く、結局は寄せ集めの集団に過ぎませんでした。それはいまでも変わらないようで、立場が悪くなったという理由で離党する議員が絶えません。彼らは政治がやりたいのか、ただ議員でいたいだけなのか私には理解できないのです。

 運悪く東日本大震災が起き、その対応についても批判されています。しかし、この点については初期のころはどの政党であっても打つ手は同じだったのではないでしょうか。むしろ、麻生政権でなくてよかったと考えます。

 私は民主党の支持者ではなく、むしろ別の考え方を持ちますが、自民党に抗し得る政党が他に登場するまではその役割を果たしてもらいたいと思うのです。