はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

アボカドの切り方

  以前にも書きましたが、私にとってアボカドは自分の味覚の開拓を印象付ける食べ物でした。初めて口にした時は、何とも形容し難い独特の風味を受け入れることができず、とても食べられるものではありませんでした。いまでは毎日食べても構わないくらいの好物です。
  このアボカドの切り方についても私は独自の道を歩んできました。最初は中心にある大きな種子を避けて皮ごと切り、種が見えたらそれを避けるように、身をそぎ落としていくという方法でした。種子のまわりに多くの身が残りいま思うともったいない切り方でした。
  次にまず皮を剥いてから削ぎ切りをするようになりました。こうすると小片の皮を一々剥かなくてもよく少し能率的です。しかし、落とせない身が残る問題はそのままでした。
  そしていまは皮を剥かずに実を縦長に二等分するように包丁を入れ、種に刃先が当たったら、それに沿って実を回転させながら切り、実を半分にする。どちらかに残った種はその後くりだし、最後に皮を剥くという、常識的な方法にたどり着いたのです。
  私にとってアボカドはいろいろな点において世界を広げるきっかけになるものでした。