はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

戦争のイメージ

  先日、高校生の演劇を観る機会がありました。上位大会を目指すコンクールということもあって、どれもすばらしいものでした。
  今回は戦争やその周辺の時代や話題を扱ったものが多く、戦後70年の重みはやはり大きかったのでしょう。審査員の眼鏡に叶ったのもそういった作品でした。
  舞台で演じられる戦争は、戦場ではなく、国内に残された家族の苦悩を描くものが大半です。リアルに当時の服装を再現したり、空襲の様を照明と音響でみせたりしていました。
  感動的な内容であることをお伝えしなくてはなりません。高校生が舞台でここまでの世界をつくれたことは評価したい。しかし、うまく演じれば演じるほど何か虚しさが浮き出てしまうのです。
  戦争を語るのは本当に難しい。諦めてはいけないことなのですが。