対面販売の意味

　1時間Amazonという車内広告を最近よく目にするようになりました。よく調べないで書いているのですが、超短時間型通販のことと思います。通販の欠点である商品を手にする時間差を解消するサービスなのでしょう。

　もし、こういう販売方法が定着するならば、既存の実店舗の脅威になることは確実です。人件費を抑えられる通販が価格競争で優位だからです。品揃えの面でも同様です。現時点でもこの傾向が強いのに、さらに納品の即時化が進めばまた差がつくことになります。

　実店舗が勝ることとは何でしょうか。私は人の存在だと思います。販売の時にある多様で豊かなコミュニケーションこそが手売りの醍醐味です。

　最近のサービス業界は効率を重視するあまりマニュアル偏重の傾向にあります。これではせっかくの人の力が生きない。機械に代替できないことを目指さない限り通販の攻勢は止まらないのでしょう。