はてなの毎日

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終わらない終末論

 世界に終りがくると訴える終末論は、真偽の程の違いこそあれ、何度も繰り返されています。実際には終わっていないからこそ繰り返しがあるわけですが、それらに一定の力を感じるのはやはりどこかでそれらを恐れる気持ちがあるからでしょう。

 大地震の発生や小惑星の衝突といった不可抗力がその主因なのですが、こうした要素については予測できそうでできないという共通点があります。さらに突然起きる災難であるのにも関わらず、実は微細な予兆があるかもしれないと考えられることも似ています。

 これらの圧倒的終末論には劣るものの、国際紛争やテロによる終末論も繰り返されています。昨今は北朝鮮のミサイル発射という具体的な挑発がどのような結果に陥るのかが懸念されています。さしあたりもっとも確実性の高い恐怖は人間にあります。

 いずれにしても何が終末をもたらすか、私たちは常に恐怖を持ち続けています。