はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

挨拶

 山を歩いているとすれ違う人ごとに挨拶を交わします。この習慣はいつから始まり何が起源なのかは知りませんが、とても素晴らしいものです。この精神が日常でもあれば世の中は随分違ってくると思うのです。

 今朝、駅の誘導員が乗客一人ひとりにおはようございます、いってらっしゃいませと声をかけていました。それだけでもどこか安心感が向上した感がありました。恐らく挨拶は自分の存在を認めてくれているという証拠として安堵をもたらすのでしょう。思えば山道で挨拶をするのも自他の存在を確認しあうという目的があったのかもしれません。民俗学的な解釈では相手が異類ではないことに確認しあう行動ではないでしょうか。

 見ず知らずの人たちが高密度に存在する都会において、挨拶という行動がもたらす効用は大きい。せめて挨拶を交わす仲になるだけでも、疎外感は薄まるのですから。