2020-01-03 静物画で表現する何か 文化・芸術 横浜美術館で開催中の「ルノワールとパリを恋した12人の画家たち」を観てきました。ルノワールの温かく穏やかなタッチの少女像はいつも何か心を穏やかにする力を感じます。今回、惹かれたのはセザンヌの静物の絵でした。テーブルの上に雑然と並べられたリンゴの絵はつい通り過ごしてしまうのですが、今日改めて鑑賞するとそこには様々な作家の視点が感じられるのです。恐らくこのようにこの対象をとらえたのだろうと思うと絵が別の意味で感じられてきます。名画は何度も見ないとその価値が分からないのかもしれません。