はてなの毎日

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コンピュータ先生の苦難

 コンピュータが教育現場に普及してきていることは周知のとおりです。それはあくまでもICTとしての活用です。簡単に言えば、紙で配っていた教材を画面上に表示することや、回収を電子で行うことなどです。でも最近はその先が行われつつあります。

 個々人の理解度に合わせて学習内容を調節する最適化プログラムなるものが徐々に浸透されつつあります。言ってみれば電子の公文式といったところでしょうか。先日それを見せてもらいましたが実によくできている。網羅的で徹底的です。学習というダンジョンに入った生徒諸君は一つ一つ目標を達成しながらゴールを目指していくというものです。

 ただし、それは学習し続ける意欲があればこそのものであり、そこに意義を見出せなくなるともう続けられなくなる。どうもその辺の感情の処理はまだAIのプログラムには入っていないようです。

 私の先生はコンピュータという時代はすぐそこまで来ている。そこに隠されている問題点をもっと洗い出していかなくてはなりません。