はてなの毎日

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グローバル化より大切なのは

 日本の経済の閉塞状況を論じるときに、いつも出るのがグローバル化という話です。確かにさまざまな面で世界的視野が求められており、そのためには根本的な意識改革が求められるのでしょう。
 しかし、一番足りないのは危機感ではないかと思います。韓国にしても中国にしても産業に力を入れなければ生き残れないというせっぱつまったものがあります。それが我が国には欠けている。
 こういう話をするとかつての競争社会の弊害を思い出してしまいますが、大切なのは将来を見据えた総体的なレベルアップです。そのためには徹底的に変えなくてはならないこともあるのでしょう。
 「安定期」というのは資本主義経済にとっては衰退をそのまま意味するという実態を見せつけられている気がするのは私だけではないでしょう。