ワールドカップのユニフォーム

　FIFAワールドカップが近づいてきました。サッカー大国ブラジルでの開催ということでどのような試合が展開されるのか期待が高まります。スタジアムの一部未完成や交通インフラの不備などが報じられていますが、ピッチ外での雑事がなるべく穏やかに済むこと期待せざるを得ません。

　日本代表のユニホームについては旭日旗デザインではないかとの指摘もあるようですが、どうもそれは無理な指摘です。私が気になるのはサプライヤーの件です。このところアディダスが日本代表のユニフォームを作ってきました。日本にはミズノやアシックスといった世界的ブランドがあるのになぜかと思っていたのですが、どうも契約金の問題があるようなのです。ユニフォームを提供するということは、それと同時に多額の契約金を協会に支払っているということになります。ナイキやプーマといったブランドが各国で採用されているのはこの契約金競争で勝ち残った成果なのでしょう。

　日本代表の契約は今年更新期ですが、日本協会側が契約金の水準を吊りあげていると報じられています。引き続きアディダスなのか、それとも他のメーカーになるのか。代表選手はユニフォームを着ることが人生の目標かもしれませんが、そのユニフォームがどれになるかを巡ってもうひとつのワールドカップが開催されているのです。