はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

電機子チョッパ

 通勤電車に乗り入れてくる半蔵門線電機子チョッパという方式を使った車両がまもなくなくなるらしいです。該当する車両にはその予告のステッカーが貼りだされているのでそのことを知っている人は多いと思います。しかし、これがどんな意味なのか理解していない人はおそらく私も含めてほとんどではないでしょうか。

 少しだけ調べてみると、どうやら動力系統の仕組みの名前らしいのです。電車を動かす直流電源を半導体によって細かくスイッチングすることによって、消費電力や発熱などを減らした地下鉄などの走行に適したものということらしいのです。特徴として一定の音階の音が加速時や減速時に鳴り続けるということがあります。これは多くの人が思い当たることではないでしょうか。

 こうしたかなり専門的な内容が広く告知されているのは、企業側の電車に対するこだわりでしょう。また、一定数の鉄道ファンへの配慮なのかもしれません。なお、今後は聞きようによっては宇宙船の発着のような派手な音が出るVVVF方式に置き換えられるようです。