はてなの毎日

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俳句は奥深い

 俳句を作らせ外部のコンクールに応募することになりました。ところが、応募数の制限があり、校内選考委員をしなければならなくなりました。私は国語の教師だからというそれだけの理由で選考役になったのです。

 俳句の約束である有季定型は中学生にも広く知られており、まだ教えていない学年の生徒もこれを踏まえています。すると一見それらしい作品はできます。

 しかし、実際には交通標語のような作品か、誰もが思いつきあまりにも陳腐な言葉が使われているものが大半でした。また、感情表現を使ってしまうと俳句らしい味わいが消えます。

 季題の持つイメージを生かして印象的な光景を点描する、これが難しい。俳句は奥深いと再認識したのでした。