はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

迷いを楽しむ

 新しい学力観の根本には未知の問題に取り組む能力を育てるという要素が色濃くあります。既定の工程をこなしていく要領のよさよりも行き詰まることがあってもそれを克服する粘り強さが求められることになります。自分だけでは解決できない場合は他との協同が求められます。

 このような資質を後天的に育成するためにはどのような教育が必要なのか。教育界は今それを模索しています。方法論が確立した時点で、それが逆に学びの阻害要因になるという自己矛盾を抱えているようにも思います。

 結局、教員も含めて未知の道のりを拓くことを楽しむという態度が必要であると思います。何が起こるか分からないが、それこそに楽しみがあるという考え方です。それを導くための心の持ち方が大切なのかもしれません。