はてなの毎日

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刺青の概念は変わるのか

 ワールドカップ出場の有名選手を始め、様々なスポーツの選手たちが身体に刺青を入れているのを頻繁に見るようになりました。その影響なのか、まれに一般の方と思われる日本人でも刺青をしている人を見かけるようになりました。

 我が国では刺青はアウトローか罪人という印象があります。近世以降の社会の慣例がそうした概念を共有させているようです。温泉や銭湯などでは刺青を入れた人の入浴を拒む表示があります。そういう人の所属する階層がそれ以外の人々に与える印象が悪いためだと思われます。

 古代の日本に刺青の文化はあったようです。その目的は魔除けであり、何らかの呪術的な要因があったと考えられています。これは世界に普遍的な考え方でスポーツ選手が刺青する心理的要因はここにあるのでしょう。

 刺青がアウトローのシンボルからエリートスポーツ選手の象徴へと変わりつつある中で、日本の大衆文化はどうなっていくのか。注目しています。私には縁がなさそうですが。