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古文作文

 古文を現代語訳するのは当たり前ですが、その逆はめったにありません。しかし学習する過程においては現代語を古文に直すことも大切なのかもしれません。古文に直す力があれば当然、解釈のちからがついていくわけですから。

 古典の学習法があまりにも現代の生活とは慣れ過ぎていることが、古文の学習意欲を低下させています。しかし、過去の歴史を学び、その精神に触れるためには古文を自分の力である程度は読めなくてはならないというのも事実です。その方法は古典の時間に古文をしっかり学ぶことですが、究極の学習法は現代語の古文訳にあるのではないでしょうか。

 もちろん現代語の中には古文にどうしても訳せない何かがあると感じられます。単語のレベルではなく文法のレベルで意味の完全互換性はないと感じるのです。しかし、それでも大体のことは置き換え可能なはずですから、文語訳の可能性はあります。それを行うことでいろいろな学び、発見があるような気がするのです。