はてなの毎日

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我以外皆師

 「我以外皆師」は吉川英治宮本武蔵の言葉として設定したもので『五輪書』の「万事において我に師匠なし」を拡大解釈して創作したものと言われています。自分には決まった師匠はいない。世の中の全てが自らを導く師であり、謙虚に学ばなくてはならないということでしょうか。

 最近自分も、自分の身の回りもこういった謙虚さがなくなっている気がします。インターネットで検索した素性の分からない情報を組み合わせて、自分の考えのように言いふらす輩がいる。私もそうかもしれない。これは皆師ではなく、他から無断盗用しているのにすぎません。大切なのは他から得たものを自分なりに考え直すことなのでしょう。

 そのためにはまず謙虚にいろいろな意見を聞かなくてはならない。そしてそれに矛盾するようですが、その意見に振り回されずに自分で考え、言語化し、それを行動に移さなくてはならない。こういうことができて「我以外皆師」の理念が達成できるのでしょう。今年の目標はそこに置きます。このブログでも時々、その言語化の場面をお見せすることになるでしょう。